トラベル業界にもネットベンチャーの波!進路として考えた時の魅力は?

トラベル業界にもネットベンチャーの波!進路として考えた時の魅力は?

トラベル業界にもネットベンチャーの波!進路として考えた時の魅力は?
アメリカのアマゾンやグーグル、日本の楽天やソフトバンク、DeNAといった企業は、いずれも今をときめく有力企業です。これらの企業に共通するのは、ネット系のベンチャー企業であることです。インターネット上で競争力の高いサービスを提供して、それぞれの分野で確固たる地位を築くことで大きな利益を上げています。
勢いがある業界ということもあって、こうしたネットベンチャー企業は就職先としても人気が高く、かつて都市銀行や大手商社などが就職人気ランキングの上位だった頃が大昔に感じるほどです。
その波は、もちろんトラベル業界にも押し寄せています。人は本質的に旅行を好むためトラベル業界そのものの歴史はとても古いのですが、そんな市場に数々のネットベンチャー企業が参入してきています。これからトラベル業界を目指す人にとって、こうしたネットベンチャー企業は無視できない存在となっているはずです。
そこで、実際のところこうしたトラベル業界のネットベンチャー企業って就職先としてどうなの?という疑問にお答えします。

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今やネットなしでトラベル業界は成立しない

今やネットなしでトラベル業界は成立しない
今どきの旅行手配は、ネットなしで成立しない世の中になりました。例えばある人が旅行を計画したとします。まずは移動手段を確保するために、鉄道や飛行機などの検索をするでしょう。そこで鉄道会社や航空会社、さらには旅行会社などのサイトが検索結果に表示されることになるので、そこからニーズに合ったサイトに移動をしてオンライン上で旅行の手配をする人がとても多くなっています。
ネットが発達していることによって、旅行の組み立てを自分でやってしまう人もいます。特にLCC(格安航空会社)はネット利用を前提としているため、ネットから公式サイトで航空券を購入、そして宿泊先をこれまたネット上の予約サイトから予約するという形が一般的になっています。こうした旅行手配をするためには、もはやネットの存在が不可欠です。こうした背景もあって、トラベル業界ではネットベンチャー企業の成長が著しいのです。
JTBやHIS、日本旅行といった大手旅行代理店はもちろんのこと、中小の旅行代理店も大半がオンライン予約システムを導入していますし、それらの旅行商品を比較できる「トラベルコ」や「DeNAトラベル」などを利用したことがあるという方も多いのではないでしょうか。
新しいカテゴリーとして民泊予約の「Airbnb」や、チャット形式で旅行手配ができる「ズボラ旅」「BORDER」などを運営している企業も注目を集めています。

IT企業らしく自由で斬新な社風の企業が多い

ネットベンチャー企業の大半は、IT企業というカテゴリーに属します。なぜならネットの利用を前提としているからです。ネットを利用する企業はこれまでにない斬新で柔軟な社風を持っているところが多く、社員が自分のデスクを持たないフリーアドレス制を導入していたり、さらには必ずしも出社しなくても良いテレワークを導入している企業まであります。
社内に映画館のようなシアタールームがあったり、健康のためのフィットネスジムが設置されていたりと、おおよそこれまでの「企業」「会社」というイメージに全くとらわれない社風が目立ちます。
もちろん服装についても然りです。スーツ出社が義務付けられていて髪型にも制約があるというのは、いわゆるサラリーマンのイメージですが、IT企業にはそんな制約すらないところが大半です。カジュアルな服装で奇抜な髪型をしている人が、実はその会社の社長さんだったりすることも珍しくありません。
そんな自由な雰囲気で働きたいという人にとっては、トラベル業界の中でもネットベンチャー企業がピッタリかもしれません。

徹底した成果主義もネットベンチャーならでは

自由でのびのびと働けるネットベンチャー企業ですが、もちろんその一方で厳しさもあります。古くからの企業というと年功序列で終身雇用が前提になっていますが、ネットベンチャー企業はこうした制度にあまり縁がありません。成果主義が徹底されているので、給料に見合った仕事の結果が出ていない人は生き残っていけないということもあるでしょう。
終身雇用という考え方がそもそもないので、さまざまな企業を渡り歩くようにキャリアアップをしていく人もいます。トラベル業界も然りで、これまでの経歴やキャリアによってそれぞれの人に特有の強みがあります。これは逆に、何らかの強みがない人は成果を出しづらいと言えるかもしれません。
学歴による不公平感もほとんどないので、一流大学の出身ではないからといってチャンスが巡ってこないということは全くありません。公平に用意されているチャンスを自分のものにできるかどうかは、就職してからの頑張りひとつです。
こうした自由で公平な世界だからこそ、ネットベンチャーはそれぞれの企業が特色を発揮して成長を続けているのでしょう。これからもユニークなサービスがどんどん登場するのは間違いないので、そんな「これからの世界」で仕事をしたいという方にも、ネットベンチャー企業はおすすめです。

好きなことを仕事にしたトラベル業界人には、3つの幸せがある

好きなことを仕事にしたトラベル業界人には、3つの幸せがある

好きなことを仕事にしたトラベル業界人には、3つの幸せがある
ト好きなことを仕事にするというのは、とても素敵なことです。簡単にできそうでなかなかできないと感じている人も多いので、余計に自分の好きなことを仕事にした人、なりたかった自分になれた人は輝いて見えるのでしょう。
どんな業界でも好きなことを仕事にした人は輝いて見えるわけですが、とりわけその傾向が強いのがトラベル業界だと思います。すでにトラベル業界に就職をした人はもちろん、これからトラベル業界を目指したいと考えている方も、おそらく根っからの旅行好きのはずです。トラベル業界は、旅行が好きでそれがそのまま仕事になった人たちの集まりだと言っても良いでしょう。
しかもトラベル業界で活躍している人たちには3つの幸せがあるというのですから、その3つの幸せとはどんなものなのか気になるところです。

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ジッとしているのが苦手という人にピッタリ

ジッとしているのが苦手という人にピッタリ
人には色々な性格があるものです。ジッとしているのが苦手な人がいるかと思えば、外を動き回るよりも1つの場所でコツコツと何かに打ち込むことを好む人もいます。前者はトラベル業界向きの人と言えますし、後者は伝統工芸の職人など何かを究める仕事に向いていると言えます。
すでにこれらの仕事に就いている人は、それぞれの適性に合った職業と出会えたことになります。これが逆だったらと思うとゾッとするほど両極端ですが、そんなミスマッチで就職をしてしまった人は早晩辞めてしまう可能性が高くなります。適職と出会うことはとても幸せなことなのです。
ジッとしているのが苦手という人にとって、業務上あちこちの旅先に行くことができるのは全く苦にならないことのはずです。もちろん仕事なので自分の好きなところばかりが行き先になるとは限りませんが、元からの旅行好きな人というのはどんな行き先でもちゃんと楽しいことを見つけることができます。何度も同じ場所に行くこともあるかと思いますが、行くたびに何か新しい発見ができるのも、やはり旅行好きならでは。
そうして発見したものが仕事に役立ち、旅行に参加したお客さんに喜んでもらえるのですから、こんなに幸せなことはありませんね。

旅行の達人になれる、達人になるとさらに仕事がうまくいく

旅行の達人になれる、達人になるとさらに仕事がうまくいく
旅行には、たくさんの手配があります。交通手段、宿泊先、観光施設など、それぞれの手配がうまくいかないと旅行の目的が果たせなくなってしまいます。旅行好きな人というのは、こうした手配が全く苦にならず、むしろあれこれと知恵を絞って安く行く方法や普通の人ができないような体験ができるようなプランを立てることがとても得意です。
トラベル業界には、ツアープランナーという職種があります。名前の通り旅行を企画するのが仕事ですが、旅行企画にこうしたスキルはいかんなく発揮されます。
しかも、旅行会社というプロの世界には、プロしか知り得ないような情報もたくさん入ってきます。旅行の達人にとっては鬼に金棒で、もとからこうした手配が好きな人にとってはさらにその腕が磨かれていくはずです。
好きな旅行が仕事になって、さらにその腕が磨かれていく。腕が磨かれていくとさらに仕事のレベルが上がっていくので、社会人としての成功も約束されることでしょう。

お客さんの喜びがダイレクトに伝わってくる

最後になる3つ目の幸せです。プライスレスともいえる幸せで、仕事をしていく上での誇りに近いものです。トラベル業界の仕事はお客さんに夢を売る仕事なので、ツアーコンダクターとして旅行に同行した場合は、お客さんが旅行を楽しんでいるかどうかがダイレクトに伝わってきます。自分が企画して同行している旅行で、そこに参加している人が楽しそうにしている風景というのは、プロとして決して悪くないものです。中には「今日は楽しかったです」と言ってくれる人もいるので、そんな時にこの仕事をしていて良かったと思えることが多々ある、というのが現役の人たちに共通する声です。
旅行好きな人は自分が楽しいと思える旅をするわけですが、それをお客さんにも楽しんでもらえるというのは、自分がこれまでやってきたことが認められた瞬間でもあるので、その充実感は大きな幸せとなります。
よほどのことがない限り、旅行が好きではないという人はいないでしょう。もちろん旅行の中によって好みは分かれると思いますが、人は何らかの形で旅行に出かけることに楽しみや喜びを感じます。そんな夢を創り出し、プロデュースするのがトラベル業界の仕事です。もとから旅行が好きな人にとって、それが仕事になって人に喜んでもらえるというのはこの上ない幸せなのです。

トラベル業界の現役に聞く、「なりたい自分」になった素晴らしさ

トラベル業界の現役に聞く、
「なりたい自分」になった素晴らしさ

トラベル業界の現役に聞く、「なりたい自分」になった素晴らしさ
子どもの頃から夢見ていた職業に就いた人というのは、実はそれほど多くはありません。それは何もプロ野球選手やサッカー選手、アイドル歌手といったようにごく限られた人しかなることができない職業という意味だけではありません。そんなに目立つ職業ではなくても、それぞれの人に「なりたい自分」はあるはずです。
そんな中で、トラベル業界は「なりたい自分」をかなえた人が多い業界です。何せ現役で活躍している人の多くが趣味を旅行と答えており、根っからの旅行好きが高じてプロになったという人が少なくないのです。トラベル業界で現役のプロとして活躍している人に、「なりたい自分」になった素晴らしさを語ってもらいました。

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旅行好きはプロになっても旅行好きだった

旅行好きはプロになっても旅行好きだった
トラベル業界で活躍している人の多くが、元から旅行好きだった人です。もちろんそれは就職をしてからも変わらず、「仕事で旅行に行ける」ことが最大のメリットであると語ります。すでに同じところに何度も行っているはずなのですが、それでもまだ旅への情熱が衰えていないのですから、旅行好きはいつまでたっても旅行好きだということです。
しかも現役のプロに言わせると「旅行をしてお金がもらえる」ことも大きな魅力となります。確かに自分で旅行に出かけるとなると旅費は自分で用意しなければなりませんが、旅行会社の社員となれば会社の業務として出かけることができるのですから、旅行代金がタダになるばかりか給料までもらえるので一挙両得というわけです。
やはり、好きなことを仕事にするというのは、こうも素晴らしいことなのですね。

さらに磨かれる、旅のスキル

さらに磨かれる、旅のスキル
すでに旅行好きな人というのは、旅のスキルに長けています。航空券や鉄道の切符を安く買う方法や閑散期などの情報に精通しているので、そうでない人よりもオトクな旅行を楽しんでいます。
これを旅のスキルと呼ぶならば、旅行会社に勤めているプロというのはそれをさらに高めた超達人です。なぜ超達人になっているのかというと、やはり一般の立場で旅行に触れるのではなく、旅行会社の社員という立場をいかしてプロしか得られないような情報を活用しているからです。
実際に旅行会社に勤めている人の多くが、その立場をいかして自分の旅行や自分の家族の旅行などをとてもオトクに楽しんでいます。

平日に休みがあるという意外なメリット

旅行会社の仕事は、週末など一般の人たちが休みになる時期が忙しくなります。お盆や正月なども同様で、いわゆる一般的な休暇期間がトラベル業界のプロにとっては繁忙期となります。
もちろんその代わりに、休みを取ることができます。こうした事情から旅行のプロは休みを取るのが平日や長期休暇を外した時期などになることが多く、世の中の人たちが働いている時が休日となりやすくなります。
平日といえば遊園地や行楽地、ショッピングセンターなども休日モードではなく比較的空いている時期です。
先ほど旅行会社の社員という立場を利用してオトクに旅を楽しんでいる人が多いと述べましたが、子どもが夏休み期間であれば盆休み期間ではなくても良いわけで、そんな「ちょっと外した時期」に家族旅行に出かける人も多くいます。これはダブルの役得と言えます。

自分の好きなことで人が喜んでくれる

ここまではトラベル業界で働く役得に近いものを中心に語ってもらいましたが、最後にはやはり、好きなことを仕事にすることの素晴らしさも語ってもらいました。
元から旅行が好きでプロになり、自分が持っている旅の知識や提案力によって喜んでくれる人がいるというのは、やはり人として大きな喜びです。多くの業界人は「自分自身が認められた気がする」「大きな自信になる」と語っているように、自分の能力や仕事が認められる瞬間を何度も味わうことができる職業です。
トラベル業界には、ツアーコンダクター(添乗員:ツアコン)という職業があります。団体旅行に同行して旅のお世話をする職業ですが、これはトラベル業界の数ある職種の中でも最もお客様と近く、良い反応も悪い反応もダイレクトで伝わってきます。そんな関係の中で一緒に旅行をしているお客様から「楽しかった」「ありがとう」と言ってもらえる瞬間というのは、この仕事をしていて良かったと心から思えるものです。その時に直接声をかけられることがなくても、後になってから会社に手紙が届いたり、ホームページからの投稿やメールなどの形で喜びの声が伝わってくることもあります。
サービス業の職種がたくさんある中で、ここまで喜びの声に接することができる職業は少ないので、やはり好きなことを仕事にしてそれが認められるというのは、何にも勝ることなのです。

思っている以上にプロの世界?トラベル業界でプロになるということ

想像以上の世界?トラベル業界でプロになるために
「想像以上」なこと4つ

想像以上の世界?トラベル業界でプロになるために「想像以上」なこと4つ
トラベル業界ってどんな業界?という質問に対する答えは、おそらく多くの方が持っていることと思います。しかしそれは目に見えている部分の話であって、実際に働くとなると全然違ったイメージになるかも知れません。
トラベル業界を目指し、そのための知識やスキルを学んでいく中で「想像以上」だと思ったことや、実際に念願をかなえてトラベル業界への就職を果たした人が感じる「想像以上」など、トラベル業界にはたくさんの「想像以上」があります。
それで、トラベル業界を目指す人が今の段階で知っておきたい4つの「想像以上」を解説します。

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想像以上に、国家資格が重要な世界

想像以上に、国家資格が重要な世界
トラベル業界の仕事に就くには、旅行会社などに就職することから始まります。しかし、それは手段であってゴールではありません。なぜなら、トラベル業界の仕事で成功するにはその先が必要だからです。
ここでいうその先のひとつに、国家資格があります。トラベル業界に関連の深い資格と言えば「旅行業務取扱管理者」です。この資格はトラベル業界で重要な意味を持つ資格で、旅行会社が営業所を設置する場合はこの「旅行業務取扱管理者」の有資格者を最低でも1人配置しなければならないという決まりがあります。旅行業は人の生命に関わる業務でもあるので、誰でもできる事業ではないのです。
こうしたことはいわゆる士業といわれる弁護士や税理士などの職業と似ています。これらの職業も国家資格に合格した有資格者でなければ業務に就くことができないので、実はトラベル業界も同じだということです。
もうひとつ、ツアコンとも呼ばれる添乗員(ツアーコンダクター)にも「旅程管理主任者」という資格があります。こちらも資格がなければツアコンになることはできないので、トラベル業界は想像以上に資格が支配する世界だということが分かります。

想像以上に、資格は就職を有利にする

想像以上に、資格は就職を有利にする
先ほど旅行業務取扱管理者の資格について解説しましたが、この資格は決して簡単に取得できるものではありません。そのための対策が必要なほど本格的な国家資格です。
事実、旅行会社に就職してからこの旅行業務取扱管理者の取得を目指す人もたくさんいます。旅行会社の多くは社員にこの資格取得を奨励しており、受験料などの支援制度を設けている会社も少なくありません。
ここまで旅行会社が資格にこだわるのは、現在責任者として配置している有資格者がいつかは定年退職するため、一定以上の有資格者を確保しておきたいという考えがあるからです。すでに資格を持っている人はもちろんですが、そうでなくても専門学校などで資格の勉強をしている人が旅行会社にとって魅力的に映るのは言うまでもありません。
資格の有無や資格取得への意欲は、想像以上にトラベル業界への就職に影響を及ぼしています。

想像以上に、経験がものをいうトラベル業界

どんな仕事でも同様ですが、キャリアアップしていくために経験の積み重ねが欠かせません。経験から多くのことを学び、それを次の業務にいかすことでキャリアアップを果たし、人は成長していきます。
先ほど旅行業務取扱管理者の資格について述べましたが、この資格を持っているかどうかはもちろん重要です。しかし、資格を持っていることを前提にした上で、より人の能力差が出てくるのが経験です。
ツアープランナーであれば魅力的なツアー企画を立てるためにこれまでの経験は大きくモノを言うでしょうし、ツアコンであれば人と接してきた経験を通じて目の前にいるお客さんに楽しんでもらう方法を知っているはずです。
資格も大切ですが、トラベル業界でキャリアアップしていくには想像以上に経験が大切です。

想像以上に、カギとなる資質

トラベル業界で活躍している人の多く…いえ、ほとんどの人は旅行が大好きという人たちです。自分が好きだからこそ、旅の楽しさを人に伝えることができるというものです。ツアー企画からツアーの催行まで、旅行会社での仕事はすべて、ツアーに参加したお客さんに喜んでもらうという大きな目的で共通しています。
トラベルのプロにとっては日々の仕事のひとつかも知れませんが、その旅行に参加した人にとってはそれが一生に一度の思い出になるかも知れません。そんな大切な機会を共有して、素晴らしい思い出を持ち帰ってもらうことに喜びを感じるというのは、トラベル業界で想像以上に求められる資質だと思います。

トラベル業界の将来性が気になる方へ、その不安を解消します

トラベル業界の将来性が気になる方へ、
その不安を解消します

トラベル業界の将来性が気になる方へ、その不安を解消します
トラベル業界というと、景気に左右されやすい業界としても知られています。人が生きていく上で衣・食・住は欠かせないものですが、旅行はその中に含まれておらず、景気が悪くなると真っ先に苦しくなる業界だというイメージが強いという方も多いのではないでしょうか。
今後トラベル業界はどこに向かっていくのでしょうか、また将来性はどうなのでしょうか。
トラベル業界を目指す方に知っておいていただきたい、「これから」のお話です。

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旅行会社の大型倒産で業界全体の不安が増幅したが…?

ITを使いこなす人材が求められている
2017年に、トラベル業界を大きく揺るがす事件がありました。それは旅行会社大手が破産したという事件です。それまで頻繁に新聞広告などを出していたので名前を知っているという人は多いかと思いますが、その旅行会社が突然破産し、しかも同社の開催ツアーで旅行に出かけていた人には「自力で帰宅を」というとんでもない発言が会見で飛び出したのでした。
この一連の騒動では逮捕者まで出たため、トラベル業界に対して不安の目が向けられたのは言うまでもありません。これからトラベル業界を目指そうという人にとっても「本当に大丈夫?」と思ってしまったとしても無理はありません。
しかし、こうした旅行会社の大型倒産は初めてのことではありません。実はそれまでにも大手の旅行会社が経営破綻しており、いずれも今回をしのぐ規模でした。直近の一件だけでトラベル業界を不安視するのであれば、もっと大きな業界不安が過去にあったはずです。
つまり、トラベル業界で起きている倒産劇というのは、他の業界でも起きていることと何ら変わらないものです。

トラベル業界で囁かれている2020年問題の真実

ところで、トラベル業界には2020年問題という話題が囁かれています。2020年に何があるのかと言いますと、言わずと知れた東京オリンピックです。東京オリンピックまではインバウンド景気も順調に拡大するものの、2020年を境にその景気が冷え込んでしまうのではないかというわけです。
これがトラベル業界にどんな影響を及ぼすのかと言いますと、訪日外国人客の減少です。今やトラベル業界もインバウンド景気の恩恵を受ける業界の筆頭格で、膨大な数の訪日外国人客が旅行会社の売り上げを押し上げています。それが2020年を境にしぼんでしまうのでは、というわけです。
これについても、インバウンド景気を分析している専門家からは「彼らはオリンピックを見に来ているわけではない」と指摘します。まだオリンピックの会場すらできていない時にやって来ている訪日外国人客が、オリンピックが終わったことを理由に来なくなるというのは論理的に無理があるということです。
筆者もこれについてはその通りだと思います。今のインバウンド景気も中国をはじめとする新興国の景気が冷え込まない限りは落ち込むことはないでしょう。

実はトラベル業界は引く手あまたの状態

先ほど大手旅行会社の倒産について触れましたが、この時に注目された人たちがいます。それは就職が内定していた学生たちの存在です。すでに内定を受諾して就職活動を終えていた人たちに、突然入社する会社がなくなったという知らせが来たのですから、さぞや大変だろうと心配する声もありましたが、現実は違いました。
この旅行会社に内定していた学生たちのもとに、他の旅行会社から採用のオファーが殺到したのです。トラベル業界全体が人材不足なので、入社が内定していたほどの学生であればぜひ欲しいという考えが働いたものと見られます。結局この事件が示したのは、トラベル業界の好調と、就職市場が売り手市場になっているという事実でした。
日本には現在、年間3,000万人を超える訪日外国人客が訪れています。それに加えて日本の景気回復に伴って旅行に出かける人も毎年増加を続けています。これはつまり、旅行会社にとっての「お客さま」が増え続けていることを意味しています。日本の政府は訪日外国人客を4,000万人に増やす計画を進めているので、この計画通りになればさらにトラベル業界の活況は続くでしょう。
このようにトラベル業界は成長分野であり、これからも世界を多くの人が旅行する時代になるにつれて、その活躍の場は広がっていくのです。トラベル業界を目指しているものの不安を感じているという方には、ぜひこうした事実を知っておいていただきたいと思います。

ツアーコンダクター(添乗員)に求められる資格、スキル、そして適正

ツアーコンダクター(添乗員)に求められる資格、スキル、そして適正

資格、スキル、そして適正
ツアコンと呼ばれるトラベル関連職があります。正式にはツアーコンダクター、日本語では添乗員と呼ばれている職業です。団体旅行に出かけるとガイドさんの役割を果たしてくれる人が、ツアコンです。
このツアコンは旅の案内役であり、段取りをしてくれる人であり、旅の安全や快適を守ってくれる人です。旅行客と同行してお世話をするため、仕事であちこちに旅行ができるということでも知られていることからトラベル業界への就職ではこのツアコンを希望職種としている人も少なくありません。
それでは、ツアコンになるにはどんな資格やスキルが必要になるのでしょうか。そして、どんな人がツアコンに向いているのでしょうか。ツアコンについて多くの人が持っているイメージの裏側も含めて解説していきたいと思います。

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旅行を仕切り、成功に導く「ツアコン」

旅行を仕切り、成功に導く「ツアコン」
トラベル業界ではツアープランナーの人たちが団体旅行を企画して、それを営業マンが販売し、ツアコンがその団体旅行に同行します。つまりツアコンとはトラベル関連職の中でも最もお客さんに近い存在です。
皆さんはツアコンというと、どんな仕事を想像されますか?団体旅行の先頭を歩いて旅行会社の旗を持ってお客さんを案内している人というイメージを持っている方が多いと思います。もちろんこれもツアコンの仕事のうちなのですが、さまざまな仕事のうちのひとつでしかありません。ツアコンの仕事はもっと幅が広く、奥が深いのです。
難しい言葉でいうと、ツアコンの正式な仕事は旅程管理です。企画された旅行が計画通りに進むよう、その段取りと安全を管理するのがツアコンの本来の役割です。
国内旅行であればそこまで安全に配慮することはないかも知れませんが、海外旅行ともなると話が違ってきます。空港で航空券の手配や受け取り、現地での注意事項説明やホテルでのチェックイン・チェックアウト、レストランでの席案内や観光地でのガイドなど、海外旅行になるとツアコンの役割はさらに大きくなります。
また、能力や場合によってはツアコンが通訳の代わりを務めることもあるでしょう。
ツアコンが単なる案内役に留まらず、旅行全体を守る存在であることがお分かりいただけると思います。

ツアコンには資格が必要です


あまり知られていませんが、ツアコンは誰もが今すぐなれる職業ではありません。というのも、ツアコンには資格が必要だからです。ツアコンの仕事は旅程管理であるとすでに述べましたが、その旅程管理の能力を認めるための「旅程管理主任者」という資格があります。ツアコンとして働くには、この資格を持っている必要があります。
旅程管理主任者資格には、2つの種類があります。1つは「国内旅程管理主任者」で国内旅行専門、もう1つは「総合旅程管理主任者」といって国内と海外の両方を担当できる資格です。
なお、トラベル系の資格には「旅行業務取扱管理者」という有名な資格がありますが、これは添乗業務ではなく旅行代理店の業務を行うことができる資格なのでお間違いなく。

どんな人がツアコン向きか

トラベル業界全体に言えることですが、この業界には適性がかなり影響すると言える部分があります。なぜなら、旅行が好きでないと仕事を楽しめないでしょうし、お客さんに楽しんでもらいたいというサービス精神がなければ良いサービスも生まれてこないのではないかと思うからです。
それを踏まえてツアコンに向いている人というのは、やはり「人と接するのが好き」であること、そして楽しんでもらいたいというサービス精神、さらには人が喜んでいることを実感すると喜びを感じられる人です。実際に成功しているツアコンの人たちを見ていると、こうした資質を持っている人が多いように思います。
ツアコンになるために必要な知識やスキル、そして資格取得のための対策については、どれも当校で学ぶことができます。大切なのはその前に「自分がツアコン向きか」という問いに対する答えです。ここでいう資質に1つでも当てはまるという人はツアコン向きだと思います。