ツアー企画のプロになりたい!そんな人に必要な3つのこと

ツアー企画のプロになりたい!
そんな人に必要な3つのこと

そんな人に必要な3つのこと
ツアーの旅程や内容、お楽しみのポイントなどを企画するのがツアープランナーという職業です。トラベル業界にあるさまざまな職業の中で、特に人気の職業と言って良いでしょう。
人気職業だけに就職を希望する人も多く、そうなると他の人より優れた何か、他の人にないものをアピールしていく必要があります。ツアープランナーを目指す人にとって、単に「目指しているだけ」では夢をかなえるのは難しいかも知れません。
それでは、どんな自分になることが重要なのでしょうか。そのためのポイントを3つにまとめてみました。
ツアープランナーとは成功するツアーを作り出す人であるという大前提を踏まえて、「必要なこと」を解説します。

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ツアー参加者の目線

ツアー参加者の目線
ユーザー目線という言葉をご存知でしょうか。お客さんの目線になってモノを売ったり、商品開発をしたりするテクニックのことです。ここでテクニックと言いましたが、ユーザー目線は小手先のテクニックではなくその人の仕事に対する姿勢や習慣そのものだと思います。
ツアーに参加した人が、どんなツアーであれば楽しいと思ってもらえるか、自分だったらどうなのか?このように自分ではない人に売るモノに対して「自分ならどうなのか」という視点を持つことが、ユーザー目線です。
ここでひとつ、とても重要なことにお気づきではないでしょうか。トラベル業界で活躍している人に共通する、ある重要なポイントです。それは、「自分自身も旅行好きである」ことです。自分が旅行好きなのであれば、自分が楽しいと思えるツアー企画を考えやすいはずです。中には「これまでにない企画を実現したいのでツアープランナーになった」という人も実際にいます。こうした人がトラベル業界でツアープランナーとして活躍できる可能性があることは、言うまでもありません。
しかし、ツアー企画には予算やさまざまな制約があります。それをいかにプラスに転じて参加者に楽しいと思ってもらえるか、「この価格なのに内容が充実している」と思ってもらえるか。ここでもユーザー目線が威力を発揮します。

リスク予測、管理能力


旅行好きの方であれば想像がつくかも知れませんが、旅行というのは予想外の出来事やハプニングの連続です。
悪天候によって飛行機が欠航になったり道路が通行止めになることは十分考えられますし、海外旅行であればパスポートの紛失や盗難、さらには貴重品を紛失したことによって旅行が継続できなくなる場合など、挙げればキリがないほどのリスクと隣り合わせです。
こうしたリスクをいかに予測して不測の事態が起きないようにするか、もしくは起きてしまっても適切に処理できるようにしておくかはツアープランナーの腕の見せ所です。
細かいことですが、高齢の参加者が多いと見込まれるツアー企画で階段を多く登る内容はおすすめできませんし、家族連れの参加者が多いツアー企画で危険な場所がある旅先は不向きでしょう。
どんなリスクや危険があるかを予測するのは経験によるところも大きいのですが、ツアー企画をイメージして考えられるリスクをピックアップするのもひとつのスキルです。

経験という引き出し

トラベル業界を目指している人であれば実感していることだと思いますが、最近では旅行に対する価値観が多様化しています。かつては定番の観光地、定番のコース、定番のツアー企画というものがあって、それに当てはまる内容であればある程度お客さんを集めることができました。
しかし、今は違います。それぞれの旅行会社が個性を発揮したツアー企画を売り出しており、お客さんはその中から自分に合ったものを選ぶ時代です。「これまでと同じ」「他社と同じ」では魅力あるツアー企画を実現することはできなくなってきているのです。
そこで重要になるのが、経験という引き出しです。就職前の人に経験はないと思われるかも知れませんが、旅行好きな人であればそんなことはありません。これまでに自分が行ってきたたくさんの旅行経験から気づいたこと、テレビの旅番組や旅雑誌などで見たものから「もっとこうだと楽しいのに」と思えることなどを仕事で発揮すると、他の人にはできないツアー企画が出てくることでしょう。

CRS?AXESS?トラベル業界を目指す人が知っておきたいIT事情

CRS?AXESS?トラベル業界を目指す人が知っておきたいIT事情

CRS?AXESS?トラベル業界を目指す人が知っておきたいIT事情
社会のすみずみにまで、IT化の波が押し寄せています。これまで手作業で行っていた作業をコンピューター化することがメインでしたが、最近ではそこからさらに進化した使い方も多くなっており、今やITとの関わりなくして仕事ができない時代です。
それはもちろん、トラベル業界でも同じです。旅行代理店のカウンターを利用したことがある方であれば想像がつくかも知れませんが、移動手段や宿泊などの手配をする時に担当の人がパソコンを操作している光景は当たり前になっています。これは何をしているのかと言いますと、飛行機や鉄道などの空席やホテルの空室を探しているのです。このシステムは航空会社や鉄道会社、宿泊施設などトラベルに関係するさまざまなものが一元管理されているデータベースで、旅行代理店の人はそれを操作してリアルタイムに空席状況が分かるようになっています。
とても便利なシステムなのでトラベル業界全体で利用されているため、トラベル業界への就職を考えるのであれば、こうしたシステムの操作を知っておく必要があります。「CRS」や「AXESS」と呼ばれるこのシステムについて、今の段階で知っておくべきことを解説しましょう。

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覚えていきたい「CRS」「AXESS」というキーワード

覚えていきたい「CRS」「AXESS」というキーワード
先ほど述べた「旅行代理店のカウンターで操作しているパソコン」は、CRSと呼ばれるものです。このCRSはComputerized Reservation Systemの略で、訳すると「コンピューターによる予約システム」という意味合いです。その中でも代表的なものが「AXESS」というシステムで、世界的な旅行関連データベースとなっています。
このAXESSには世界中の航空会社やホテル、レンタカー業者などが接続されており、このAXESSを導入している旅行会社は端末上の操作で瞬時に空席状況を知ることができ、そこから予約の手配をすることも可能です。
以前であれば旅行代理店の人が個別に電話をして予約状況を確認したり手配をしていたのですが、今ではこのAXESSをはじめとするCRSが主流になっています。

ITを使いこなす人材が求められている

ITを使いこなす人材が求められている
今やトラベル業界の常識となっているAXESSについて述べましたが、こうしたIT化の波はトラベル業界全体に及んでいます。
旅行代理店の前には、「台湾3日間」「ハワイ5日間」といったような、たくさんのパッケージツアーのパンフレットが置かれているのを見たことがある方は多いと思います。こうしたパンフレットは旅行代理店が旅行を企画して制作しているわけですが、この制作にもDTPと呼ばれる技術が用いられています。「イラストレーター」「フォトショップ」といったデザイン用のソフトを使って制作しているので、こうしたスキルを持っている人のニーズもあります。
ITに強い人が就職に強いというのは、トラベル業界以外にも言えることです。もちろん就職してからの活躍においてもそれは同じでしょう。もちろん福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校もこのことは強く認識しているので、ITを理解して使いこなすためのカリキュラムを導入しています。

これからのトラベル業界で通用するプロ人材を育成

AXESSについての理解や操作技術があるとトラベル業界での仕事に役立つことはすでにお伝えしましたが、もう一度旅行代理店のカウンター業務を想像してみてください。
そこにやって来たお客さんに対して、旅行代理店の人はAXESSを操作しながら空席を確認するだけでなく、さまざまな旅の提案をしているはずです。お客さんの希望に対して「〇〇なら早く着けますよ」「そこに行くなら〇〇もオススメですよ」といった具合です。こうした提案があるからこそお客さんは旅行代理店に足を運ぶわけで、ここで必要になるのはコミュニケーションや提案の能力です。そのためにはトラベル全体に精通している必要がありますし、それを的確に伝えられる能力も重要です。
AXESSの操作技術はこうしたやり取りの中で使う道具のひとつに過ぎません。大切なのはその道具を使いこなして最適な旅の提案ができること、そしてお客さんに満足してもらうことです。
「このお客さんはこういう目的と希望を持っている」ということを正確に聞き取り、「こういう提案をしたら喜んでもらえそうだ」という組み立てをした上で正確に伝える。こうした能力はホテルなど接客業にも通じるホスピタリティと表現することもできるでしょう。
福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校が目指す人材育成とは、このように幅広い能力を備えたプロ人材です。旅行人口の拡大で、ますます活躍の場が広がると見られるトラベル業界で活躍できる人材とは何か?という研究を常に行い、そこで得られた結論からカリキュラムを構築しているので、「就職できる人」だけでなく「活躍できる人」をしっかり育成しています。

現役ツアーコンダクター(添乗員)の本音と、なりたい人が知っておくべきこと

現役ツアーコンダクター(添乗員)の本音と、なりたい人が知っておくべきこと

現役ツアーコンダクター(添乗員)の本音と、なりたい人が知っておくべきこと
旅行というのは、今も昔も多くの人から愛される楽しみのひとつです。最近では自分ですべての手配をする個人旅行を選ぶ人も多くなりましたが、旅行と言えば団体ツアーというように、今もツアコンダクター(添乗員)がつく団体ツアーの人気は衰えていません。
特に年配の方々などは「旅行といえば団体ツアー」「団体ツアーには添乗員が同行するもの」というイメージを持っている方が多く、こうした世代の人たちが増えていることも相まって団体ツアーは人気です。
もちろん年配の人たちだけでなく、学生向けには修学旅行や部活の遠征、会社向けの慰安旅行や社員旅行など、若い人たちが参加するような団体ツアーもたくさんあります。ツアーコンダクター(添乗員)は、こうした旅行に同行をして旅が無事に進むように段取りをして、楽しんでもらう職業です。
略してツアコンとも呼ばれるこのツアーコンダクター、すでに現役として活躍している人にとってはどんな職業なのでしょうか。旅行好きな人にとって真っ先に思い浮かぶ職業の代表格というイメージを持っている人も多いですが、そのイメージと実際の部分の比較もしてみたいと思います。

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ツアコンは旅行がそのまま仕事になる職業

ツアコンは旅行がそのまま仕事になる職業
旅行が好きな人にとって、それが仕事になるのは夢のような話です。ツアーコンダクターは団体ツアーの参加者に同行をするため、仕事で旅行ができる数少ない職業です。商品としての団体ツアーなので、行先はもちろん多くの人が行きたくなるような観光地であったり景勝地であったりします。そんなところに何度も行けてお給料がもらえるのですから、やはり旅行が好きという人にとっては魅力的な職業であることに間違いありません。
現役のツアーコンダクターに聞くと、多くの人から「机に向かってジッとしているよりも動き回っているのが好き」という答えが返ってきます。ジッとしているよりも旅行に出かけたいという人たちなのですから、仕事であちこちを飛び回ることができることに魅力を感じていることが分かります。
もちろん仕事なのでツアーに参加している人たちのお世話をしながら旅行をリードしていく必要があります。不測の事態に対応するのも仕事のうちなので、トラベル職のスキルだけでなく、もっと幅広い能力が求められます。
旅をしながら同じ時間や空間を共有するにつれて、参加者とツアーコンダクターの間には信頼関係が生まれてきます。その信頼関係から生まれる旅先の感動は、自分だけで行く旅行よりも大きなものがあるというのも、多くのツアーコンダクターが話す仕事の魅力です。

ツアーコンダクターといっても身分はさまざま

ツアーコンダクターといっても身分はさまざま
ところで、ツアーコンダクターは旅行会社の社員であると思っている方は多いのではないでしょうか。もちろん旅行会社の社員として活躍している人が大半なのですが、実はそれだけではないところがこの職業の面白いところです。
最近、テレビなどでカリスマ添乗員と呼ばれるような人たちが登場して旅行を面白く語っている様子を見ることが多くなりました。こうした人たちが続々と登場しているのはツアーコンダクターの新しい価値だと思います。「〇〇(地名)に行きたい」という目的ではなく「〇〇さん(ツアーコンダクターの名前)の旅行に参加したい」と考える人が出てくることで、ツアーコンダクターそのものに商品価値が生まれています。
こうした有名なツアーコンダクターの中には自分の事務所を立ち上げてフリーで活躍している人もいます。こうなると単なるツアーコンダクターというより、もはやタレントですね。当然収入も多くなりますし、この職業で大成功をするひとつの道だと思います。
その他にもツアーコンダクターなどトラベル業界に特化した派遣会社があるので、そこに所属してさまざまな旅行会社の団体ツアーに同行するというツアーコンダクター職人のような人たちもいます。特定の働き方にこだわらないというのも、実力だけで勝負できるツアーコンダクターという職業の大きな特徴です。

ツアーコンダクターで活躍する人ってどんな人?

ツアーコンダクターはタレントのようなもの、と前項で述べました。しかし厳密にはツアーコンダクターとタレントには、大きな違いがあります。それはツアーコンダクターにとってのお客様とはツアーに参加している人たちで、その人たちが安全・快適に旅を楽しめるようにあらゆる仕事をすることです。団体ツアーというだけあって多くの人が参加しているわけですが、その1人1人がもれなく楽しめるようにするのがツアーコンダクターの役目です。
団体ツアーに同行しているツアーコンダクターが携帯電話を持ちながら何かを打ち合わせをしている光景をよく目にしますが、それは次の行き先で準備が整っているかといった確認をしていることがほとんどです。常に次の旅程を意識しながら参加者が気兼ねなく旅行を楽しめるようにする縁の下の力持ちなのです。決して簡単なことではありませんが、それができているツアーコンダクターは参加者から信頼され、その積み重ねで社内でも信頼される人になっていきます。実力をつけた人が独立できるのは、この信頼に裏付けられた顧客がいるからです。それに加えてツアーに参加してくれた全員に楽しんでもらいたい、いい思い出を作ってもらいたいというサービス精神を発揮できる人がより成功するツアーコンダクターとなるのです。

ツアープランナーの仕事内容と面白さ&難しさをマルっと解説します

ツアープランナーの仕事内容と面白さ&難しさをマルっと解説します

ツアープランナーの仕事内容と面白さ&難しさをマルっと解説します
トラベル業界は人気業界なので、この記事を読んでいる方の中にも将来の仕事として考えている方は多いと思います。しかもそんなトラベル業界の中でも人気職種と言われているのが、ツアープランナーです。
ツアープランナーというのは職業名ですが、実は多くの人がすでにツアープランニングを経験していることにお気づきでしょうか。よほどのことがない限り旅行をしたことがないという人は珍しいと思います。それだけ多くの人が経験している旅行の計画は、誰かが立てているはずです。自分の旅行なら自分自身で立てますし、自分を含むメンバーで行く旅行でその計画を立てた経験がある方もいるかと思います。これらすべてがツアープランニングであり、ツアープランナーはそれを仕事にしている人たちです。
プロの仕事だけに一般の人がやってきたツアープランニングとは内容もレベルも違うわけですが、そんなツアープランナーというのはどんな仕事なのでしょうか。トラベル業界を目指そうとお考えの方に知っておいていただきたい業界知識です。

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まずは、ツアープランナーという仕事について

まずは、ツアープランナーという仕事について
旅行会社は、単にお客さんからの依頼で交通や宿泊の手配をするだけが仕事ではありません。旅行会社自身が企画をして、その旅行に参加者を募集するという形の商品があります。たいていは交通手段と宿泊や滞在がセットになっているので、こういう旅行のことをパッケージツアーといいます。
パッケージツアーで参加者を集めるためには、そのツアー内容が面白くなければなりません。つまり企画の成否を握っているのはそのツアーを企画する人であり、それがツアープランナーです。
ツアープランナーというと旅行会社が就職先だというイメージが強いと思いますが、それ以外にも旅行部門を持つ会社全般が就職先の選択肢になります。航空会社や鉄道会社、バス会社などにも旅行企画部門があるので、そういった部門で活躍しているツアープランナーもたくさんいます。
単に旅行の企画といっても、それはとても奥が深いものです。自分以外の人も参加する旅行に計画を立てたり、その段取りを任されたことがある人であれば心当たりがあるかも知れませんが、旅行に参加する人の全員が楽しめることや、時間が足りなかったり余ったりといったように最適なスケジュールを組むのは意外に難しいことです。ツアープランナーはそれをプロとしてこなす人たちなので、経験や引き出しの多さがものを言う職業だと言えるでしょう。
参加した人が楽しかったと思える旅行企画は、その企画が成功したという「結果」です。つまりツアープランナーの仕事が成功したわけで、そこには実に緻密な計算があります。参加者の趣向に応じた行先の選定、無理のないスケジュール、行先の観光地を最も魅力的に感じられるタイミングを計ることなど、これらがうまくはまり込んだ時というのは、ツアープランナーも思わずガッツポーズをしたくなる瞬間でしょう。

ツアープランナーに求められること、なり方

ツアープランナーに求められること、なり方
先ほどツアープランナーとしての成功には、経験や引き出しの多さが重要であると述べました。こうした知識が多ければ多いほど魅力的なツアーを企画しやすくなるので当然なのですが、こうした知識は就職後に経験や勉強によって学んでいけることです。
もちろん、学生の段階や、就職の段階で完成している必要はありません。ただ、トラベル業界を目指す人の多くは旅行が好きという人なので、自分が好きな旅行先についての知識や思いを持っていることはトラベルの仕事への熱意を示すという意味でも大切だと思います。
また、知識や経験という後から身につけるスキルの前に重要だと思うのが、「提案力」と「伝える力」です。
提案力とは、数ある旅行先や観光地、アクティビティなどから旅行に参加する人の目的に応じて旅行を組み立て、それを提案する能力です。例えば修学旅行の企画を依頼された場合、その旅程がショッピングや自由行動ばかりだとしたらどうでしょうか。学生さんたちは楽しいかも知れませんが、それは単なる旅行であり修学旅行とは言えないでしょう。何か思い出に残るような経験や学びがあってこその修学旅行です。
もうひとつの「伝える力」とは、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力とも呼ばれているスキルです。旅行企画についてその趣旨や目的、魅力などを伝えることができなければ、その旅行企画の良さを理解してもらえません。その旅行を通じて何を経験してもらいたいのか、どう感じてもらいたいのかという思いを持ち、それを正確に伝える能力はとても役に立ちます。
福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校ではトラベル業界を目指す人のために、この2つの力を養うカリキュラムを採り入れています。もちろんツアープランナーとして活躍するためのものですが、この2つのスキルを持っている人はあらゆる業界で活躍することができるので、持っていて損をすることは絶対にありません。

実際のところツアープランナーってどうなの?

実際にツアープランナーとして働いている人は、この仕事のことをどう思っているのでしょうか。実際に活躍している人に聞くと、仕事をしていて一番魅力に感じることは、「人に楽しんでもらう喜び」だとのことです。
自分が企画した旅行に参加した人たちが楽しそうにしていたり、「参加して良かった!」と言ってもらったら、そんな嬉しいことはありませんよね。旅行のプロであるツアープランナーは、その喜びを日常的に味わっているのです。
その一方で、自分が出掛ける旅行と違って仕事で企画する旅行にはさまざまな制約や取り決めがあります。好きなことを何でも組み込んでしまったら旅行代金が高くなってしまうでしょうし、会社が利益を出せないとしてNGを食らうこともあるでしょう。
また、旅行企画の中にどうしても組み込まなければならないような要素があったりと、自分の思いだけで仕事をすることはできません。そんな与えられた枠組みの中で、いかに魅力的な企画を実現するか。これがプロのツアープランナーとして腕の見せ所なのです。

トラベル業界を目指したいと思う人が今できること、知っておくべきこと

トラベル業界を目指したいと思う人が今できること、知っておくべきこと

トラベル業界を目指したいと思う人が今できること、知っておくべきこと
旅行を仕事にするというのは、とても夢のあることです。もとから大の旅行好きという人が多いのはもちろんのこと、子供のころに経験した旅行でお世話になったツアーコンダクターやガイドの人がとてもカッコ良く見えたので、自分もそんな仕事に就きたいという思いを抱く人もいます。
これはつまり、トラベル業界の仕事自体がたくさんの人の心に残る仕事だということです。日常生活の中から思い出を作るのは難しいかも知れませんが、旅の思い出を持っている人はたくさんいます。人はそれだけ、旅行に思い出作りを期待しているのです。
思い出作りのお手伝いをしたい、トラベル業界でプロになりたい・・・そう思った人が今できること、知っておくべきことをまとめました。

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トラベル業界の資格事情

トラベル業界の資格事情
ご存知の方も多いと思いますが、旅行業は資格ビジネスです。というのも、旅行代理店など旅行を取り扱う事業所には旅行業務取扱管理者の有資格者を最低でも1人は配置しないといけないというルールがあるので、トラベル業界に進むのであれば旅行業務取扱管理者の資格が武器になるのは言うまでもありません。薬局には薬剤師、不動産会社には宅建主任者といったように有資格者を配置しなければならないのと同じで、これらの業界で活躍するには、それぞれの資格が役に立ちます。
それではなぜ、トラベル業界ではこの旅行業務取扱管理者資格が必要なのでしょうか。それを知るには旅行がどうやって成り立っているのかを説明する必要があります。
旅行は、色々なパーツの集大成です。移動手段と宿泊という滞在手段、そして観光や食事といった行動。この3つのパーツを組み立てることで旅行が企画されるので、少なくともトラベル業界で働く人はこの3パーツについて深く知っておく必要があります。
その能力を客観的に評価して、最低でも1人はそれが認められた人を配置することで旅行業の「質」を確保しようというわけです。

進学する学校によって有利・不利はある?

進学する学校によって有利・不利はある?
トラベル業界には国家資格があって、最低でも有資格者を1人は配置しなければならない・・・ということは、医師や看護師のように専門の学校を卒業して資格を取らなければ就職できない、なんてことはありません。
実際にトラベル業界で活躍している人の多くは普通に高校や専門学校、大学などを卒業した人たちであり、トラベル業界のための特別な学歴を有しているというわけではないので安心してください。
ただし、トラベル業界での仕事は経験値やお客様に楽しんでもらう「引き出し」の数が勝負なので、それを身につけているが人が活躍しているのは事実です。即戦力人材が有利になるのも、そのためでしょう。
福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校の各学科がそれぞれの業界で実際に活躍している人を講師に招き、実習やフィールドワークなど体験型のカリキュラムで構成しているのは、もちろんこうした業界の事情を踏まえたものです。

やはり気になる、「語学力」について

次は、トラベル業界を目指す多くの人が気になる、語学力について。海外旅行に関わる仕事をしている場合は英語または旅行先の言語など、何らかの語学力は最低限必要になります。しかし、海外旅行だけがトラベル業界ではありません。大部分を占めている国内旅行の仕事ではお客様も日本人であることがほとんどなので、外国語よりも正しく美しい敬語を話せることのほうが大切です。
インバウンドといって訪日外国人の存在がトラベル業界でも注目されていますが、訪日外国人の多くは自国の旅行会社を通じて日本に訪問しており、さらには個人旅行の人も多くなっているので、日本の旅行会社で国内旅行を担当していても、こうした人たちに接することはそれほど多くはありません。
こうした事情を踏まえて言えるのは、トラベル業界での語学力については「あれば有利になるが、今の段階で必須ではない」ということです。
福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校校はトラベル業界やホテル業界への就職を目的とした学科があるので、語学のレッスンや実習の機会を多く設けています。必要性を強く感じる方は、こうした機会も大いに活用してください。

高校生のうちにできること、知っておくべきこと

高校生の頃から自分が何になりたいのか決まっている人は、それほど多くはないでしょう。この時点でトラベル業界が好きで、そこでプロになりたい!という気持ちが持てている人は、とても恵まれた人です。
だからこそ今のうちにやれることはやっておきたいと思われると思いますが、具体的に何かのスキルを磨くという意味でやっておくことはそれほど多くはありません。本当に必要な勉強は就職してからなので、今はそれに向けた準備をしておくことが重要です。
例えば先ほど述べた語学力についても、高校には英語の授業があるので、トラベル業界を意識するのであればその時間も大いに活用して英語の勉強に力を入れる、それだけでも結果は大きく変わってきます。「プロになりたい」「プロになるからには一流になりたい」・・・そんな思いを持ち続ければ何事にも高いモチベーションで臨むことができるものです。
トラベル業界の仕事は、お客様に楽しんでもらうことが最大の役目です。今の生活にも周りに面白いこと、人が楽しめそうなことはたくさんあるはずです。あらゆるものにアンテナを張って、「楽しいものは何か」を考えながら生活をする習慣をつけるのも、素晴らしいことだと思います。