【2022】福岡はインバウンドの大チャンス到来中!企業の移転効果など福岡のホテル就職事情

福岡はインバウンドの大チャンス到来中!企業の移転効果など福岡のホテル就職事情

インバウンドや企業の移転効果で大チャンス到来中!福岡のホテル就職事情
最近、福岡の街なかを見ていても外国人観光客の姿を見ることが実に多くなりました。これは福岡だけのことではなく日本全国で起きていることなのですが、福岡はその中でも外国人観光客からの需要が高く、いわゆる「インバウンド景気」の影響を強く受けていると言われています。
そんな福岡ではホテル需要が活発で、ホテル就職には史上空前のチャンスがいっぱいです。これからホテル業界を目指す方、福岡でのホテル就職をお考えの方に、魅力がいっぱいの福岡ホテル就職事情を解説したいと思います。
この大チャンスを逃すことがないよう、ホテル就職に関心がある方はぜひここでのお話を知っておいてください。

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福岡に人とモノが集まっている!

福岡に人とモノが集まっている!
言うまでもなく、福岡は九州最大の都市です。古くから九州全域から多くの人が集まってくるだけでなく、多くの企業の拠点があるので全国各地からも人が集まってきます。人口の増加だけでなく地価の上昇も続いているので、このことは「福岡に人とモノが集まっている」ことを示す証拠です。
それに加えて、福岡にはアジア諸国とのゲートウェイという役割が古くからあります。今後もアジア諸国からの旅行客は増えていくと見られているため、福岡市内ではホテル不足が深刻化しています。福岡への旅行客が増えると、当然宿泊客も増えます。しかし従来の福岡にあったホテルのキャパシティではそれに対応しきれないということで、ホテルの建設ラッシュがすでに始まっています。

福岡ではホテルの建設ラッシュが続いている

福岡ではホテルの建設ラッシュが続いている
「博多駅前 ホテルラッシュ 3年で新たに1000室」というのは、日本経済新聞の報道です。さらに地元の新聞である西日本新聞には、「宿泊難の福岡市にホテル33棟 2年で5250室、2割増へ 過去最大の開業ラッシュに」というさらに踏み込んだ内容の報道がありました。これらの記事で報道されているのはいずれも、福岡市内でホテルの建設ラッシュが続いているという事実です。
3年1000室の客室が増えるというのは、実はとんでもない数字です。単純に考えても200室程度というある程度の規模のホテルが5つも増えるということで、実際にはこれ以上のスピードで宿泊施設が増えていくと見られています。
建設ラッシュによってホテルが増えるということは、当然ながらホテルでの就職需要もその分増えます。すでに福岡ではホテル就職の大チャンスが到来しているのです。

これから福岡のホテル業界で就職する人には大チャンスが到来中

ホテルが増えることで就職の大チャンスが到来しているというのは、単純に求人数が増えるというだけの話ではありません。
就職というのは職に就いたら終わりというものではなく、むしろ職に就いてからが本当のスタートです。ホテルに就職した人はホテリエ(ホテルマン)としての経験を積み、キャリアアップしていくことになります。
キャリアアップという環境においても、建設ラッシュに沸く福岡のホテル業界はとても魅力的です。同じ就職をするなら斜陽産業よりも成長産業のほうが良いのは当然で、それはお給料などの待遇面から仕事のやりがい、場合によっては転職先の選択肢が広がることなど魅力は多岐にわたります。

このチャンスを福岡でモノにしたい方は、何をするべきか

このチャンスをモノにするために、今できることは何でしょうか。もちろん本当のキャリアアップは就職してから始まるものですが、それまでにできる準備として福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校では実践的な人材の育成に力を入れています。
学問として学ぶ接客サービスやホスピタリティの考え方から、本物のホテリエから学ぶ実習、さらに語学力を磨く海外研修など、これらはすべて就職してから役立つものばかりです。特に語学力をはじめとする外国人への接客スキルは、インバウンド景気が拡大していく福岡のホテル業界では欠かせないものです。ホテル求人が増えることで予想される人材不足でホテル側がもっとも期待することは、即戦力として活躍できることです。そして即戦力として活躍できる人こそ、その後にキャリアアップできる人であることをホテル側はよく知っています。
もちろん当校のホテル関連コースのカリキュラムは、こうしたホテル側の事情を考慮したものです。こうしたカリキュラムを通じて当校が目指しているのはホテル業界への就職ではなく、その先にある活躍です。福岡のホテル業界というこれから大きく成長するフィールドで活躍し、豊かな人生を送ることができる人材を育成することなのです。
さらに、ホテリエとして通用する人材には他にも活躍の場がたくさんあります。常に上質なサービスのお手本とされるホテリエなので、上質な接客サービスを必要とする業界もすべてが、当校でホテリエを目指すためのスキルを身につけた人にとっての選択肢となるのです。

本音トーク:現役のホテリエにこの仕事に就いて良かったと思うことを聞いてみた

本音トーク:現役のホテリエにこの仕事に就いて良かったと思うことを聞いてみた

ホテル業界は現在、売り上げや市場規模が拡大を続けています。理由はもちろん、インバウンドと呼ばれる訪日外国人客の増加です。福岡においてもその傾向は顕著で、ホテルの新規開業ラッシュが続いています。もちろんこの傾向は福岡だけでなく全国的なもので、全国的にホテル関連の求人数が増え続けています。
これからホテル業界を目指す人の多くは、当然ながらこの傾向を意識されていると思います。どうせ就職するなら景気のいい業界に、市場が大きくなる業界に、と思うのは当然のことです。そのほうが活躍できるチャンスも多くなるでしょうし、収入面での魅力も期待できます。
そんなホテル業界って、実際に働いてみるとどんな業界なのでしょうか?実際に働いて良かったと思うことは?といった「本音」に迫ってみましたので、ホテル業界を目指す方はぜひご一読ください。

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「おもてなしのプロ」は引く手あまた


ホテルで働く人、とりわけ一流ホテルで働く人のことをホテリエ(ホテルマン)といいます。こうした人たちの立ち振る舞いを見ていると、「さすがホテルの人だ」と思うことでしょう。それもそのはず、ホテリエというのはおもてなしやホスピタリティのプロであり、一流の立ち振る舞いをしっかりと勉強してきた人たちだからです。
こういった印象を与えることで悪く思う人はいません。ホテリエとしての能力を身につけて活躍している人は自然にそれが身につき、どんどん磨かれていくので相手に好印象を与えるスキルが自分のものになります。
正しい姿勢、歩き方、敬語・・・これらの技術は少し勉強しただけで自然にできるものではありません。それだけに「おもてなしのプロ」を求める職場はとても多く、ホテル業界以外でも引く手あまたというのは、率直に言って「オイシイ」と言えるものです。

欲しかった語学力、コミュ力がどんどん上達する


ホテル業界を目指す人にとって、語学力は強く意識するスキルだと思います。もっと言えば、外国語や外国文化の関心がそのままホテル業界を目指すきっかけになったという人も少なくないと思います。
ホテルの現場には、外国との接点があふれています。日本国内のホテルで働いていてもインバウンド市場の拡大によって多くの外国人ゲストが訪れるため、こうしたゲストへの接客を通じて生きた語学力がどんどん上達していきます。
しかも、ここでいう語学力というのは英語だけに限ったことではありません。日本に訪れる外国人客の中には中国語圏や東南アジア、中東方面などからの人たちも多く含まれており、こうした人たちが話す言葉も多彩です。その気になればこうした人たちへの接客を通じて英語以外の語学力についても磨き放題です。
そしてもうひとつ、語学力をいかすために重要なスキルがあります。それはコミュ力(コミュニケーション力)です。どんなに語学力があっても、相手の言っていることを正確に聞き取って自分の言葉を伝えるというキャッチボールができなければ意味がありません。「語学力が堪能」ということには、コミュ力が含まれていることを忘れないでください。
このコミュ力という意味でも、ホテリエの仕事は日々の仕事で使うものなので鍛えられていくのは言うまでもありません。日本人だけでなく、外国人を相手にしても十分なコミュニケーションが取れる能力というのは、あらゆる職業で通用するものです。

ゲストに喜んでもらうことでスキルアップする

人は仕事を通じて成果や結果を出すと、自信がつきます。その自信がさらなる高みを目指すモチベーションとなり、キャリアアップをしていく原動力となります。この好循環によって人は成長していくことができるわけですが、ホテリエはその成果がとても分かりやすい仕事です。
なぜなら、ホテリエが提供するサービスに対してゲストがとても分かりやすく反応するからです。サービスに満足をしたり、その人にアテンドをしてもらって嬉しかったと思ったらゲストは「ありがとう」という言葉を自然に発しますし、国によってはそれがチップという形になって表現されることもあります。
自分のやったことがゲストに喜ばれたのであれば、次はもっとそのことに力を入れてみようと人は思うもので、それを繰り返していくことでどんどんスキルアップしていくことでしょう。すでに活躍しているホテリエの多くはそうして成長してきた人たちなので、「褒められて伸びる」というのは、大きな魅力ではないでしょうか。
これこそがおもてなしの専門教育機関である、福岡ブライダル&ホテル・観光が目指すホテリエの成功の形です。ホテル業界を目指すのであれば、「ホテリエになって良かった」と思える自分を目指してください!

国が変わればホテルの文化、ホテリエ(ホテルマン)の仕事もこんなに違う

国が変わればホテルの文化、ホテリエ(ホテルマン)の仕事もこんなに違う

宿泊施設のことを「ホテル」と呼ぶのは、日本も海外も同じです。しかし、同じようにホテルと呼んでいる施設であっても、国によってそのイメージが大きく異なることをご存じでしょうか。
特に私たち日本人は、日本国内にあるホテルと海外のホテルとでイメージの違いを顕著に感じるものです。その理由は、ホテルを利用する人が求めるものにあると思います。
これからホテリエ(ホテルマン)としてのスキルを身につけてホテルの職場で活躍をお考えの方にとって、日本と海外とで大きく異なるホテルサービスについてよく知っておく必要があるでしょう。特に海外のホテルへの就職をお考えの方は、就職する段階になってビックリすることのないよう、海外のホテルサービスについて実際のところを知っておくことはとても有意義です。
それでは、日本と海外でホテルサービスがどれほど違うのか、順に解説していきます。

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日本でフロントを利用するのは最初と最後だけ?


ホテルを利用する時に、最初に訪れるのがフロントです。フロントデスク、レセプションと呼ばれているところもありますが、役割は同じです。最初にフロントに行くのは、チェックインのためですね。そこで部屋の鍵を受け取り、ホテル利用の説明を受けて、部屋に入ります。私たち日本人の多くがホテルを利用する際、次にフロントに訪れるのはおそらくチェックアウトの時でしょう。多くの日本人利用者はこのようにホテルを利用しますが、海外の利用者は違います。フロントをあらゆるホテルサービスの司令塔だと考えているので、さまざまな要望をフロントに持ち込みます。
もちろん日本人の中にもフロントをフルに活用する人はたくさんいますが、まだまだ少数でしょう。というのも、ホテルが提供しているさまざまなサービスのうち、宿泊することや食事すること以外にあまりホテルサービスを利用しないのが日本人利用者の特徴だからです。
それなら日本国内のホテルに就職するのであればその感覚で良いのかというと、そんなことはありません。インバウンド需要が高まる中、日本国内のホテルであっても外国人が利用する可能性がとても高いからです。

日本人には縁遠い、コンシェルジュサービスってなに?


規模の大きなホテルには、コンシェルジュという窓口があります。私たち日本人はこのコンシェルジュをあまり利用しないので、この窓口がいったい何をしているのか、よく知らない方も多いと思います。
しかし、海外のホテル文化・・・とりわけ欧米のホテル文化ではコンシェルジュはホテルサービスの重要な一角を占めています。ホテル内のことについてはフロントに要望を持ち込むのですが、ホテル外のことについて宿泊客はコンシェルジュに要望や質問を持ち込みます。
例えば、近所のおいしいレストラン情報、観光やレジャーに関する情報、交通機関の利用のしかたなど、ホテルに滞在している間に宿泊客がやりたいこと、知りたいことを尋ねに行く窓口がコンシェルジュなのです。
ホテル内のサービスであれば範囲はおのずと決まってくるでしょうが、ホテルの外となると要望や質問は多岐にわたり、幅広い知識や対応力が求められることになります。一流ホテルのコンシェルジュを務めた経験のある人はホテリエとして高く評価されますが、その理由はこうした幅広い対応力があると判断できるからです。

こんなにもホテルの文化が日本と海外で違っている理由

同じように宿泊施設であっても、これだけ価値観が異なるのには、もちろん理由があります。その理由もホテリエを目指す人は知っておいて損はありません。
日本人が思う宿泊施設とは、旅館を中心とした和風の「ホテル」です。観光地や温泉地などにある旅館では、そこでのサービスは「おもてなし」の範疇にあります。宿としてお客さんをもてなす気持ちを表しているので、サービスの提供が暗黙のルールとなっています。
それに対して、欧米のホテル文化は違います。サービスとは有料のものであり、宿泊客はその対価を支払っているのだからサービスをどんどん利用するべきだと考えています。フロントやコンシェルジュのデスクを担当している人も、ホテルがサービス料という料金を請求するのだから、そのためのサービスを提供するべきだと考えています。この了解のもとに欧米のホテル文化が成り立っていると言って良いでしょう。
さらに、欧米にはチップという文化があります。サービス料を支払ってホテルに滞在し、さまざまなサービスを受ける中で、サービス料の域を超えたサービスを受けた場合には「その対価を本人に直接支払う」という意味合いでチップを支払うのが海外のホテル文化です。
国によってはホテリエの給料がそれほど高く設定されておらず、「稼ぎたければチップで稼げ」という考え方もあるので、サービスに対する対価という考え方は日本より海外のほうがはるかにビジネスライクなのです。

2020年が強く意識される観光業界、「2020年」の後のホテルはどうなる?

2020年が強く意識される観光業界、「2020年」の後のホテルはどうなる?

現在、日本は訪日外国人客による「インバウンド景気」に沸いています。もちろん福岡も例外ではなく、ホテルの部屋不足によって開業ラッシュも続いています。これからホテルなど観光業界を目指す人にとっては追い風が吹きまくっている状況ですが、この状況がいつまで続くのかが気になる方も多いと思います。
その中でもとりわけ意識されるのが、2020年に開催される東京オリンピックです。インバウンド需要の極めつけともいえるビッグイベントなので、「東京オリンピックがピーク」とも囁かれています。東京でインバウンド需要が冷めてくると、やはり福岡や九州にも影響が及ぶのではないかと、将来性が気になってくるところです。
実際のところ、2020年の後のホテル業界はどうなっていくのでしょうか?これからホテリエを目指す人にとって気になる「2020年問題」を考えてみたいと思います。

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2020年の東京オリンピック後は外国人が来なくなる?


すでに日本経済に兆単位の経済効果をもたらしている、インバウンド景気。年間数千万人もの人が日本にやって来て食事や買い物、観光をしているのですから、それがいかにすごいことなのか言うまでもありません。
この流れは続いているので、訪日外国人の数は毎年過去最高を更新中です。それが東京オリンピックまで続くのは間違いないでしょう。では、東京オリンピックが終わったらパタッと外国人が来なくなるのかというと、そんなはずはありませんね。そもそも、今やって来ている数千万人の外国人はオリンピックを見るために日本に来ているわけではないのですから。
訪日外国人の多い地域ではホテルの建設ラッシュが続いていますが、ホテル業界が本当に2020年までしかこの傾向が続かないと思っているのであれば、建物を建てて人を雇って・・・という投資をするはずがありません。ホテル業界はすでに、2020年の先を見据えているのです。
オリンピックを開催して経済成長は始まるというモデルは、かつて日本にもありました。中国の北京やブラジルのリオで開催されたオリンピックには、そういった色合いもあったでしょう。しかし、すでに経済が成熟している国にとって「オリンピックがすべて」というわけではありません。
あくまでも東京オリンピックは、インバウンド景気のひとつの盛り上がりであり、その後もその流れは当たり前のように続くと見られています。

実は、ホテル業界に入るのは今が絶好のチャンス


結論から先に言ってしまうと、ホテル業界に入るには今が絶好のチャンスです。なぜなら2020年という大きな節目を迎える直前であり、その前に必要なスキルを身につけてプロになるということは、大きなチャンスと可能性に恵まれるからです。
福岡や九州でオリンピック競技が行われるわけではなく、オリンピックは東京だけの出来事なのかというと、そんなことはありません。増え続ける訪日客がさらに増える起爆剤のようなものなので、そんな成長著しい業界でキャリアアップしていくことは、将来の夢も広がります。
仕事をする以上、大きく稼ぎたいという思いを持つ人もいると思います。それもプロとしてひとつの結果なので全く問題ありません。大きく稼ぐという視点で仕事を選ぶとなると、やはり景気の良い業界のほうがその可能性は高くなります。

今すぐ活躍できる即戦力人材は超モテモテ

将来性やチャンスに満ちたホテル業界でプロになるためには、何をしておくべきなのでしょうか。ホテル業界からのニーズを見ると、そこに浮かび上がってくるのは即戦力というキーワードです。ホテルの建設ラッシュが続く中で、ホテル業界では人手不足が深刻になってきています。そこですぐに活躍してくれる即戦力がほしいというわけです。
しかし、だからといって就職初日からテキパキと動いてほしいと思っているわけではありません。転職組の人なら可能かも知れませんが、新卒で就職する人にそれを求めるのは酷です。
そうではなく、ホテルとは何か、現場とは何か、そしてホテリエの役割やホスピタリティとは何かを理解していることが重要になります。福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校が実習を重視しているのは、学生のうちから現場を知ることが重要だと感じているからです。フロント業務や料飲サービスの実習などを指導するのは、本物のプロです。プロと直接接して現場を知ることは、即戦力として期待される人材づくりの基本なのです。
具体的な経験は、就職してからそれぞれの職場で積んでいくべきものです。ホテルによって考え方も違いますし、現場によって細かいやり方の違いはあるでしょう。しかし、ホテリエという仕事の本質はどこの職場であっても変わらないものなので、そんな本質を理解した人材はどこの職場にいっても即戦力となることができるわけです。

サービス料とは?ホテル料金に付き物の「サービス料」、本当の意味を知っていますか?ホテルの専門学校が解説

サービス料とは?ホテル料金に付き物の「サービス料」、本当の意味を知っていますか?ホテルの専門学校が解説

ホテルというのは、ある意味サービス業を象徴するような存在だと思います。上質なサービスのことを「ホテル並みのおもてなし」「一流ホテルのシェフが・・・」といったように、ホテルという言葉を使うと上質なものであると感じるのは、多くの人に共通していることだと思います。
ところで、ホテルを利用すると明細書に必ず「サービス料」という項目があります。利用代金に対して何パーセントといった具合にチャージされているはずです。ホテルなのでサービス料があるのは当たり前と思われている節もあるのですが、このサービス料は何の料金で、どういう意味があるのかご存知ですか?
特に未来のホテリエ(ホテルマン)を目指す人にはぜひとも知っておいていただきたい、サービス料の真実を解説します。

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サービス内容とサービス料が同じに感じたら等価交換


ホテルを利用する人にとって最大の目的は、安全かつ快適に宿泊そして滞在することです。ホテルはそのために、設備やサービスを整えて宿泊客を迎え入れています。規模が大きくなればなるほどホテルにはさまざまな部門がありますが、それらもすべて同じ目的のためにサービスを提供しています。
サービス料というのは、ホテルにある各部門から提供されたサービス全体に対する代金だと考えていただいて問題ありません。その一方でチップというのは、宿泊客が特定のサービス、特定の人に対して支払うサービス対価です。サービス料は誰に払うというものではないのに対して、チップは特定の相手に渡すものなのでそこには思いが込められていると言えます。
さて、このサービス料について宿泊客が料金に見合ったものであると感じたら、それは等価交換です。もちろん等価交換なので最低限の役割は果たしているのですが、その宿泊客が持つ印象は「悪くなかった」となるでしょう。「良かった」という積極的な評価ではなく、「特に問題はなかった」となるわけです。このニュアンスの違い、微妙なことではありますがお分かりいただけますか?
ホスピタリティのプロであるホテリエにとって、等価交換で良いのかという話にもなります。

人は等価交換以上の価値に感動する


人が何かを提供された時に感動するのは、期待以上だった時です。某家具店チェーンには「お値段以上」という素晴らしいキャッチコピーがありますが、これも「安いのにいい家具が買えた」という感動を表現しているわけです。事実、この家具店は満足度がとても高く、全国展開をして業績が好調なのもうなずけます。
ホテリエの存在意義もまさにこれであり、宿泊客が期待していた以上のサービスを提供された、心配りをしてもらった、という時に「良かった」「素晴らしかった」、そして「さすが一流のホテルだ」となるわけです。こんな言葉が出るような仕事ができた時に、そのホテリエは等価交換以上の価値を提供したことになります。そして、サービス料という代金を気持ち良く支払える仕事をしたことになるのです。
では何をすれば等価交換以上の価値が生まれるのでしょうか。具体的にこれをすれば、という答えがないのがこの仕事の特徴でもあります。そこでヒントとなるのが、ホスピタリティという言葉です。等価交換までは仕事としてのサービスであり、それ以上の価値を生むのがホスピタリティ、日本語で表現するとおもてなしの精神とも言えるでしょうか。
福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校は、ホスピタリティのプロを養成する学校です。だからこそ、等価交換以上の価値を提供できる人材の育成にこだわっています。

社会はホテルのサービスをお手本にしている

冒頭でも述べたように、社会全体がホテルに対してサービスのプロ、サービスのトップに君臨する存在であるというイメージを持っています。サービスやホスピタリティの研修を行う際に企業が元ホテリエを講師に招くことはよくありますが、これはそうしたイメージの典型です。「元ホテリエに教えてもらえば間違いない」、と思われているわけです。
社会全体からサービスのお手本とされているホテリエなのですから、そのプロがサービス料を受け取るのは当たり前です。それは宿泊客だけでなく、社会全体がすでに認めていることです。その証拠に、ホテルのチェックアウト時にサービス料の支払いを拒否する人はいないでしょう。
しかし、社会が持っているホテリエへのイメージはそれだけにとどまりません。それ以上に等価交換以上の価値を提供できるホテリエのすごさに、気づき始めています。普段あまり意識しませんが、私たちが無意識に持っている「ホテル=上質」のイメージには、そんな理由が隠れているのだと思います。
社会のお手本となるようなホテリエになること、そのためのスキルを身につけることは、社会のあちこちで活躍できる人材になることでもあるのです。

ホテル業界の必須ワード「おもてなし」、本当の意味を説明できますか?

ホテル業界の必須ワード「おもてなし」、本当の意味を説明できますか?

ホテル業界を目指す人にとって、身につけるべくは高級ホテルが提供している一流のサービスです。では、一流のサービスとはどんなものか?となると一言では説明しにくいものです。
そこでよく使われる便利な言葉に、「おもてなし」があります。おもてなしは古くからある日本語で、日本にはおもてなし文化があるとされてきました。やってきたお客さんを大切にするというような意味合いで使われていますが、ホテル業界における「おもてなし」の意味を正確に答えられる人はあまりいないと思います。
それともうひとつ、ホテル業界には「ホスピタリティ」という言葉もあります。こちらもおもてなしに似た意味で使われており、一流のサービスを表現する時にも用いられています。
この「おもてなし」と「ホスピタリティ」。今一つ意味が分かっていないながらも広く使われている言葉だけに、ホテル業界を目指すにあたって本当の意味を知る必要がありそうです。

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「お・も・て・な・し」で、この言葉が一気に有名に


おもてなしという言葉は古くからある日本語なのですが、私たち日本人が頻繁に使ってきたかというと、そうでもありませんでした。そこに強烈なインパクトを与えたのが、滝川クリステルさんです。この名前を聞いてピンと来た方もおられると思います。そう、オリンピックの東京開催誘致のためにプレゼンテーションをしたあの人です。
プレゼンテーションでは日本の魅力を伝えるために「お・も・て・な・し」とわざと一文字ずつ区切っておもてなしという言葉の意味を語りました。これが直接の要因になったのかどうかは分かりませんがオリンピック誘致に見事成功し、私たち日本人だけでなく広く世界に日本のおもてなし文化が発信されることとなりました。
増加を続ける訪日外国人の中にも、日本のおもてなし文化に感銘を受ける人は多く、「日本では外国人に親切な人が多い」という評判は定番になりつつあります。これぞまさに、日本が誇るおもてなし文化です。
当事者である日本人ですらあまり使っていなかった言葉を、流行語となったことで思い出し、今では普通に使われるようになりました。そのため、一般的に使われている「おもてなし」という言葉の意味を私たちは理解しています。
では、ホテル業界ではどうでしょうか。ホテルで働くホテリエ(ホテルマン)が提供するおもてなしとは、どんなものでしょうか。外国人に対して親切にするといった簡単なものではないということは、お分かりいただけると思います。

「おもてなし」と「ホスピタリティ」の違いは?


次に、ホテル業界でさらによく使われる「ホスピタリティ」という言葉についても考えてみましょう。ホテルのサービスを評価する際によく使われるこのホスピタリティという言葉、当たり前のように使われていますが正しい意味は理解されているのでしょうか?
何となく理解しているニュアンスだと、「おもてなし」という言葉と意味が似ているのではないかと感じている方は多いと思います。試しに「このホテルのホスピタリティは一流で・・・」という文章のホスピタリティをおもてなしに置き換えてみてもそれほど意味が変わらないので、余計にそう思えてしまいますね。
日本ホスピタリティ協会という団体によると、ホスピタリティとは「接客・接遇の場面だけで発揮されるものではなく、人と人、人とモノ、人と社会、人と自然などの関わりにおいて具現化されるもの」となります。少々意味合いが広すぎて分かりにくい部分もありますが、ホテル業界に当てはまるのは「人から人への接客・接遇」といった意味合いでしょうか。
同協会によると、「もてなしもホスピタリティのことである」とも定義しているので、やはりおもてなしとホスピタリティというのは同じような意味合いの言葉であると解釈して良さそうです。

ホテルは「おもてなし」を売る場所

ここまで、おもてなしやホスピタリティという言葉の意味が今一つ理解されないままに多用されていることについて述べてきました。使いやすい言葉であるがゆえに独り歩きしてしまっている感もありますね。
また、ここまではこの2つの言葉について親切な人がするもの、好意でするものという意味合いでした。ホテル業界もそれと同じかというと、実は違います。なぜなら、ホテルはこうした「おもてなし」や「ホスピタリティ」を有料で提供する場所だからです。決して親切心や好意だけではないということです。
その証拠に、ホテルの宿泊料金には「サービス料」という名目の費用があります。このサービス料こそ、ホテルで提供されるおもてなしやホスピタリティの代金です。
人に喜んでもらうことが好きというサービス精神に富んだ人はホテル業界向きだと昔から言われています。おもてなしやホスピタリティを人に提供することが好きで、そのために努力できる人は、代金をもらう資格があるということです。
ホテルのマニュアルにあるから、就業規則で定められているからという理由だけで提供するおもてなしと、喜んでもらいたいと心から思っている人のおもてなし。どちらにお金を出したいと思うかは、言うまでもありません。
ホテル業界での「おもてなし」と「ホスピタリティ」には、この職業に対する適性という意味も含まれているのです。